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プロケースワーカー100の心得―福祉事務所・生活保護担当員の現場でしたたかに生き抜く法
柴田 純一
現代書館 刊
発売日 1999-03




まぁ人と接するすべての職業はケースワーカーとも言えるわなぁ 2004-01-05
私はこの本をカウンセラーの心得とも読めると思い。この本からカウンセラーに関係のある事柄を抜き出して私家版カウンセラーの心得100を作りました。スキルを伝える本といいながら専門家が書くとどうしても総論中心になってしまって、各論は誤解されやすいのと、著者の本音や立場が透けてしまうので具体的に書かれないことが多いものです。まれに現場の人の各論の本があっても、話が下世話に過ぎたりしてなかな良い本がないのが現実ですが、柴田さんは例え話に説得力があり、感心したり、これは盗んでやろと思っているうちに、総論的な問題点に気がつくように書かれています。他のレビュアーもおっしゃっていますが頭のよさを感じます。思い切って言い切っているところに、頑固さではなく、今までの自分の体験を信ずる心が感じられて頼もしいです。

生活保護のケースワーカーは辛いよ 2003-08-03
生活保護のケースワーカーは福祉の仕事としては非常に変わった分野です。多くの福祉事務所では、担当ケースワーカーは人事異動で福祉分野に配置され、初対面の他人と腹を割って話をすることにも慣れていないのに右往左往しながら山のような仕事をこなしている、行政職員なのです。この作者はそのような現状を踏まえた上で、生活保護の仕事が極めて専門性の高い、しかも法律知識、窓口対応技術などの点で一般の行政実務のスキルとしても高いものを要求される職務であることを論じ、経験の浅いケースワーカーがどのように自己管理をし、また仕事を身につけていくべきかを述べています。「こんな経験もした」「世の中にはこんなこともある」式の話ではなく、全国のケースワーカーの仕事への意識を変えていくことが受給者の自立、権利の保護につながっていくという考えがとても伝わってくる、非常に知的な本と感じました。あー、わたしもこの仕事なんですよ(笑)。


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